夜のハイウェイで渋滞を予測する。加速と減速を繰り返し、正しい方へ曲がる。
並んだ光の明滅。いくつもの人生があって、いくつもの未来がある。誰かと同じで、誰かと違う。
(やさしく触れる)
彼女は地図をみている。
僕は運転している。
人生がどこかで重なり、空間を共有しながら移動を繰り返す。
(深く吸いこむ)
見えない地図をみている。指先で動かす。
視界を広げれば、どこまでも行ける。
(行き交う)
意識ははるか先にある。
身体はここにある。
過去は記憶の中に。
反対の車線にも光の行列。
(それを撫でる)
リピートされる音楽。言葉が響き続ける。先を照らす光の列。
(奏でる音のように)
A.I.は渋滞の予測と、目的地までの到達時間を表示する。
(流れる水のように)
導かれるままで満たされる?
(重なる)
彼女は言う。
構わないさ。
僕は言う。
(一体となる)
修正を繰り返す。
何度も軌跡を描く。
線を塗り重ね、絵を描く。
同じコードをリズムを変えて響かせる。
(開かれる心と、心)
何かみえると信じて。
夜の闇の中では、光こそが導き。
(あふれだす)
みえないその先に歌声が響いている。
(聴いて。そして歌おう)
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