子どもたちはいつだって悪ふざけをする。これは遠い昔の話だ。先生のことを馬鹿にして、大人に反抗するのが日常だった。授業中にこっそり漫画を読み、MDを回し聴きして、誰かのウォークマンが壊れたときはみんなで嘲笑った。真夜中までゲームに夢中になり、次の日の授業では、眠る。授業中の静けさの中、コカ・コーラがこっそり開けられる。
放課後には、コンビニの前に座り込んで、夜風に吹かれながら無駄話を続ける。誰かが誰かと付き合ったという噂が絶えず飛び交い、その真偽を確かめるために無駄に時間を費やす。借りたCDやカセットが擦り切れるまで繰り返し聴き、共有した音楽が、みんなの心をつなぐ。深夜には、免許取りたての友だちが家から車を持ち出して、誰もいない道を駆ける。車の中で鳴り響く音楽は、自由だ。
ライブハウスでは、何も考えずに暴れる。汗が飛び散り、怒りや不安が音楽の中にある。夜が深まると、みんなで海に向かって車を走らせ、浜辺で波の音を聞きながら、誰かがふざけて海に飛び込む。誰が一番バカなことをしたかで笑い合う。酒を飲んで記憶を失い、次の日には何を話していたのかも思い出せない。
夕方まで眠り続け、また夜になるとパーティが始まる。悪口が飛び交い、秘密が暴露され、そして笑いが響く。コンピュータをハッキングして、違法なソフトで遊ぶ。時にはどちらが強いか競いあう。学校に行くのが嫌になって、数日間休んで、誰にも理由を説明しない。何もない映画を観て泣く。物語の続きを求めて、本屋をさまよい歩く。
自転車で転んで、膝をすりむいた。最初のキスは、不器用でぎこちなく、何もわからないままだった。誰かが大人のふりをしてタバコを吸う。単車や車を改造する。自分だけの世界を作りたい。どこか、遠くへ行きたい。しかし遠くへ行けば行くほど、自分の居場所が見つからない。何も決まっていない旅にでかける。
好きな子にいたずら電話をかけて、どうでもいい話をする。何かに追い立てられるような日々、どうしようもなく消えてしまいたいと思う時。誰もが一度は感じる、その胸の奥底にある得体の知れない感情。
海がみたい。そう思った瞬間、何かが変わるような気がした。夜中の浜辺で、ただ波の音を聞いていたい。潮風が髪を撫で、星空が広がる。その無限の広がりの中で、すべてが一瞬止まったかのように感じる。誰かとずっと話し続けていたい。時間が止まればいいと思った。
やがて、夜が明ける。
[アーティスト詳細]
Freedom Fryは、フランス出身のマリー・セラと美国出身のブルース・ドリスコルからなる夫婦ユニット。他らは作詞・作曲・録音を自ら手がけ、オリジナルやカバーを含む〃300曲以上の歌曲を作り出してきた。フォーク・バラードから輝いポップに致るまで平給で、メロディアスでキャッチーなサウンドが特徴。‑2016年にユニバーサル・ミュージック・フランスと共同でシングル「Shaky Ground」をヒットさせ、その成功から音楽ブログ『Indie Shuffle』により「Best Indie Rock of 2017」に選ばれた。2018年には自主レーベルCaveman Arts Societyを立ち上げ、デビュー・アルバム『Classic』を発表し、ロサンゼルスからパリまでの10部市ツアーを行った。以後、フランス語アルバム『L’Invitation』(2021年)を含む複数のアルバムやEPをリリースし、2025年6月には4作目『Best Friend』をリリース予定である。
The Smashing Pumpkins(スマッシング・パンプキンズ)は、1988年に美国シカゴでビリー・コーガン(Vo/G)、ジェームズ・イハ(G)、ダーシー・レッキー(B)、ジミー・チェンバレン(Dr)により組まれたオルタナティブ・ロック・バンド。重層で物賞なサウンドに、ゴシック・ロックやグランジ、ヘヴィーメタル、サイケデリック、ドリームポップなど多様な要素を受け入れた音楽性で知られる。1991年のデビュー作『Gish』に続き、1993年の『Siamese Dream』、1995年の大作『Mellon Collie and the Infinite Sadness』でメインストリームの成功を収めた。大きなメンバー交代を経ながら2006年に再結成し、現在はビリー・コーガン、ジェームズ・イハ、ジミー・チェンバレンの3人組成で活動している。
公式サイト: <a href=”https://freedomfrymusic.com” target=”_blank” rel=”noopener”>freedomfrymusic.com</a> / <a href=”https://smashingpumpkins.com” target=”_blank” rel=”noopener”>smashingpumpkins.com</a>